シーラントテープSP

はじめに

現代社会の要求として、土木建設業界の構造体内部の各施設を保護し、構造体内部の耐久力を低下させない完全防水法が望まれています。 弊社は永年シール材の製造に取り組んできた実績により、シーラントテープSPを開発いたしました。 シーラントテープSPは耐候性のすぐれた特殊合成ゴムを独立発泡させたスポンジゴムを基材とし、ブチルゴム系の粘着層を貼り付けた止水性の良い複合シール材です。

シーラントテープSPの特徴

  • 信頼される製品/ 一貫した工場生産において、きびしい規格検査で厳選された製品ですので、安心して使用できます。
  • 優秀な耐候性/ 耐候性のすぐれた特殊合成ゴムスポンジを使用しており、-30度Cより120度Cでも弾性を失いません。又、耐候性の優れたブチルゴムの粘着性は、寒冷地においても、夏の酷暑地においても安定な状態を保ちます。
  • 完全な防水性/ ブチルゴム粘着性とスポンジゴムの復元力により、防水面に良くなじみ膨張(目開き)、収縮などの挙動に追従し完全に防水します。
  • 簡単な施工性/ テープ状の定型シール材ですので施工が極めて簡単ですから、誰にでも施工できます。

シーラントテープの形状・寸法

SP-IA型(10t×5/15) SP-IIA型(12t×8/18)
SP-IB型(10t×5/20) SP-IIB型(18t×10/20)
SP-II型(15t×10/20) SP-IIC型(20t×10/20)
SP-III型(10t×20) SP-VII型(20t×20)
SP-IV型(15t×20) SP-IX型(12t×15)
SP-VI型(15t×20) SP-φ型(10φ)

※ 上記以外の形状・寸法も御要望により、用意致します。

シーラントテープSPの基本物性

スポンジゴムの基本物性
試験項目
単位
規格値
試験方法
比重
-
0.25±0.05
JIS-K-6350
硬度
Hs.C.
24±3
JIS-K-6301
引張り強さ
MPa
0.5以上
JIS-K-6301
伸び
%
200~350
JIS-K-6301
耐候性
50pphm/40
異常なし
JIS-K-6301
20% 80hr

ブチルゴムの基本物性
試験項目
単位
規格値
試験方法
比重
-
1.35±0.05
JIS-K-6350
不揮発分
99以上
JIS-K-5757
引張り強度
MPa
0.05以上
JIS-K-6301
伸び
%
1800以上
JIS-K-6301
ダレ変形性
目視
変化なし
80℃/48Hr
接着性
MPa
0.1以上
JIS-K-6850
吸水性
0.5以下
40℃温水中
24時間
針入度
-30℃
20±5
JIS-K-2530
0℃
30±5
荷重 100g
20℃
60±10
時間 5秒値
50℃
100±10
針 1mmφ
耐オゾン性
500pphm/40℃
異常なし
JIS-K-6301
20% 80hr

シーラントテープSPの圧縮復元性試験

圧縮復元率%
SP-I型
SP-II型
SP-III型
SP-IV型
50%圧縮
80
90
82
90
75%圧縮
75
90
78
87
復元率=t2ーt1/t0ーt1×100
t0:圧縮前厚さmm  t1:圧縮時圧さmm  t2:圧縮解放後の厚さmm

シーラントテープSPの圧縮荷重試験

シーラントテープSPの耐水密試験

シーラントテープSPをI型、II型、III型、IV型、VI型、を図のような耐水密試験器を使用し、各水圧ごとに15分間の保持時間で漏水の有無を観察する。

シーラントテープSPの施工方法

  • 接着面の表面処理/ 接着表面は、充分乾燥し、塗布面に付着している砂、油、ゴミ等、接着を阻害する不純物は除去して下さい。
  • 接着剤の塗布/ 張り付け位置に接着剤・CRKボンドを刷毛塗りし、塗布後5~20分間放置し溶剤を揮散して下さい。
  • シーラントテープSPの貼り付け/ 接着剤・CRKボンドが指触乾燥後、シーラントテープSPを張って下さい。シーラントテープを手で引き伸ばしたり、又、曲げたりしわをよせたりしないよう注意して下さい。
  • シーラントテープSPの圧着/ シーラントテープSP貼り付け後はゴムローラー等で完全に圧着してください。
  • シーラントテープSPの保護/ 完全に圧着したシーラントテープSPに砂、ホコリ、異物をできるだけ防ぐために保護紙でおおって下さい。
  • セグメント表面処理 接着剤塗布 シール材貼り付け

    シール材圧着 シール材保護

シーラントテープSPの用途

  • ボックスカルバート
  • シールド用セグメント
  • ベンチフリューム、鉄筋フリューム

シーラントテープSPの耐候性

(1)試験の概要
    シーラントテープSPは内部芯材として、特殊合成ゴムスポンジと外部粘着層として、ブチルゴムにより成る配合物で構成されている。そこで、カーボンアーク式ウエザオメーター(ASTM、D-750)により、スポンジゴム及びブチルゴム粘着層の耐候性を物性の変化により比較検討した。又、シーラントテープSPについて促進耐候性の外観と水密性を調べた。

(2)試験方法
    カーボンアーク式ウエザオメーター(ASTM、D-750)により120分周期18分間スプレー降雨、102分間乾燥で1000時間、促進耐候性試験を行った。

  • スポンジゴム及びブチルゴム粘着物について促進耐候性試験前の物性(硬度又は針入度20度C、引張り張度、伸び)を測定し、促進耐候性後の物性と比較検討した。

  • シーラントテープSPについて促進耐候性試験を行ない外観検査及び水密性試験を行なった。
(3)試験結果
  • スポンジゴムの物性変化
  • 項目
    単位
    耐候試験前
    耐候試験後
    硬度Hs,C型
    -----
    24
    27
    引張り強度
    MPa
    0.65
    0.8
    伸び
    300
    260

  • ブチルゴムの物性変化
  • 項目
    単位
    耐候試験前
    耐候試験後
    針入度
    -----
    61
    58
    引張り強度
    MPa
    0.07
    0.09
    伸び
    1900
    1500

  • シーラントテープSPの耐候性試験後の外観

  • ブチル表面は硬化し、表面粘着は減少気味である。ブチル内部は試験前と変りなし。またスポンジゴムはブチルで被覆されているため変化していない。

  • シーラントテープSPの耐候性試験後の水密試験

  • 圧縮率 50%
    水圧(MPa)
    0.05
    0.1
    0.15
    0.2
    0.25
    0.3
    漏水の有無

    圧縮率 75%
    水圧(MPa)
    0.05
    0.1
    0.15
    0.2
    0.25
    0.3
    漏水の有無

    (4)結果まとめ
    • 照射後の製品本体の外観は硬化し、表面粘着は大幅に減少しているが、これはごく表面だけで内部まで進行しておらず、内部のブチル及びスポンジゴムはほとんど変化していない。また、照射後の製品で水密テストを行った結果、照射前と全く変化なかった。
    • シーラントテープSPの芯材として使用されるスポンジゴムの物性変化は、硬度+3°、引張強度+23%、伸び-13%となっており、またブチルゴム粘着層では、針入度-3、引張強度+25%、伸び-21%と極めて少ない変化を示している。
    • 一般論として、ブチルゴムは、各種ゴムの中でも優れた耐久性を持つ合成ゴムであり、本用途の継ぎ手面のシール材として使用される場合には、材料全体が全裸の状態でバクロされることはほとんどないので、日光・紫外線・オゾンに侵されることなく、長期の止水効果が期待できるシール材である。 また、シーラントテープSPはスポンジゴムとブチルゴムの複合体であり、ブチル粘着層が圧縮することによる塑性変形と内部のスポンジゴムの弾性回復力により止水するシール材であり、耐候性に対しても二種のゴムが相補って耐久性を高めている。
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